Zoho SalesIQ とは|サイト訪問者をリアルタイムで捉えて商談につなげるツール【導入支援あり】
Zoho SalesIQ(ゾーホー・セールスアイキュー)は、自社サイトを今まさに見ている訪問者をリアルタイムで把握し、その場でチャット対応できるツールです。問い合わせフォームが送信されるのを待つのではなく、検討している最中の相手に自分から声をかけられるようになります。
このページでは、SalesIQ で何ができるのか、実際に効果を出すために何が必要なのかを、導入支援の現場目線で整理します。
問い合わせフォームだけでは、検討中の見込み客を取りこぼしている
自社サイトに月間1,000人が訪問しているとして、問い合わせフォームから連絡が来るのは数件でしょうか。残りの訪問者が何を見て、どこで離脱したのかは、通常は分かりません。
とくに BtoB の場合、訪問者は価格ページと導入事例を行き来し、しばらく迷ってから何も言わずにサイトを閉じます。この時点では検討意欲が確実にあるにもかかわらず、フォームに情報を入力してまで問い合わせる決断には至っていない状態です。「詳しく聞きたいが、営業されるのは面倒」という心理的なハードルが、フォームには常にあります。
その結果、最も温度の高いタイミングの見込み客が、こちらに認識されないまま消えていきます。SalesIQ は、この見えていなかった層を可視化し、接触できるようにするツールです。
Zoho SalesIQ でできること
訪問者のリアルタイム追跡
サイトに誰が来ているのかを、リアルタイムで一覧表示します。どのページを見ているか、滞在時間はどのくらいか、何回目の訪問か、どこから流入したかといった情報が、訪問中に確認できます。
さらに、閲覧行動に応じて訪問者へ自動でスコアを付けられます。価格ページを何度も見ている訪問者と、ブログを1ページだけ見て帰る訪問者を区別できるため、限られた人員をどこに割くべきかの判断がつきます。
Webチャットでの対応
サイトにチャットウィンドウを設置し、訪問者からの質問にその場で回答できます。設置は発行されたタグをサイトに貼るだけで、WordPress であればプラグイン経由でも導入できます。
こちらから声をかけることも可能です。「価格ページに90秒以上滞在している訪問者に自動でメッセージを出す」といった条件を設定しておけば、迷っているタイミングを狙って接触できます。フォーム入力を挟まないぶん、相手の心理的負担が小さいのが特徴です。
チャットボットによる自動対応
営業時間外や担当者が対応中の時間帯は、チャットボットが代わりに応対します。よくある質問への回答、資料請求の受け付け、訪問者情報のヒアリングまで自動化でき、取得した情報はそのまま見込み客として登録できます。
ボットの作成はノーコードで行えるため、シナリオの追加や修正を運用しながら自社で調整していけます。
効果を出すために必要なもの
SalesIQ はタグを貼れば数分で動き始めますが、設置しただけで問い合わせが増えるツールではありません。実際に成果を出している企業には、共通する条件があります。
ひとつは、チャットに気づける体制です。訪問者からのメッセージに30分後に返信しても、その人はすでにサイトを離れています。通知をスマートフォンアプリや Slack、Microsoft Teams に飛ばし、誰かが必ず反応できる状態を作る必要があります。専任者を置く必要はありませんが、担当者を決めないまま導入すると確実に形骸化します。
もうひとつは、ボットと有人対応の切り分けです。すべてを人が対応しようとすると疲弊し、すべてをボットに任せると成約につながりません。一次受けはボット、確度が高い相手だけ人に引き継ぐという設計にしておくと、少ない人数でも運用が回ります。
この2点の設計こそが導入支援の中心です。ツールの設定自体は難しくありません。
Zoho CRM と組み合わせたときの強み
SalesIQ の真価は、Zoho CRM と連携させたときに現れます。
チャットで得た訪問者の情報は、そのまま CRM に見込み客として自動登録できます。手入力の手間がなくなるだけでなく、行動スコアも同期されるため、営業側は「今どの見込み客に連絡すべきか」を数値で判断できます。
逆方向も有効です。CRM に登録済みの取引先がサイトを訪問すると、それが誰なのかを識別できます。提案中の相手が価格ページを見返している、といった動きが分かるため、追客のタイミングを外しません。この使い方は既存商談の受注率に直接効いてくる部分で、SalesIQ を単なるチャットツールとして使っている企業が見落としがちなポイントです。
Zoho Desk や Zoho Campaigns、Google アナリティクス、WordPress など30を超える外部サービスとの連携にも対応しています。
料金の考え方
SalesIQ には無料プランがあり、まず設置して訪問者の動きを眺めてみるだけであれば費用はかかりません。
有償プランで注意すべきは、課金の単位が訪問者数ではなくオペレーター数である点です。チャットに応対する担当者の人数で決まるため、サイトのアクセス数が増えてもライセンス費用は変わりません。アクセス数の多いサイトほど費用対効果が高くなる構造です。
逆に、対応する人数を無闇に増やすと費用が膨らみます。前述のとおり一次受けをボットに任せる設計にしておけば、少ないオペレーター数のまま運用できます。
最新の価格と各プランの機能差については、公式の料金ページをご確認ください。
導入の進め方
設置作業そのものは短時間で終わりますが、成果を出すにはチャットの起動条件、ボットのシナリオ、通知先、対応ルールを自社の運用に合わせて設計する必要があります。
当社では、以下の内容を含む導入サポートを 150,000円〜/期間 2週間〜 で承っています。
- 現状のサイト構成と問い合わせ導線のヒアリング
- タグの設置とチャットウィジェットの設定
- 訪問者スコアリングの条件設計
- 自動メッセージの起動条件の設定
- チャットボットのシナリオ作成
- Zoho CRM との連携設定
- 通知先と対応ルールの設計、運用レクチャー
サイトの規模や、チャットボットのシナリオ数、既存システムとの連携要否によって費用と期間は変動します。
よくある質問
Q. サイトへの設置は難しいですか?
発行されるタグを貼るだけです。WordPress であればプラグインでも設置できます。専門知識は不要で、作業自体は数分で完了します。
Q. 対応する人員に余裕がないのですが、導入する意味はありますか?
あります。チャットボットで一次受けし、確度の高い相手だけ人が対応する構成にすれば、少人数でも運用できます。また、有人対応をせずに訪問者追跡だけを使い、「どの企業がどのページを見ているか」を営業活動に活かす使い方も有効です。
Q. 訪問者の企業名まで分かりますか?
IP アドレスをもとに組織名が判別できる場合があります。ただし個人回線やモバイル回線からの訪問では特定できないため、すべての訪問者について分かるわけではありません。
Q. チャットが鳴り止まなくなりませんか?
自動メッセージの起動条件を絞り込むことで調整できます。全ページで即座に話しかける設定にすると煩雑になるため、特定ページで一定時間以上滞在した訪問者に限定するのが一般的です。
Q. 他社のチャットツールから乗り換えられますか?
可能です。過去のチャット履歴の移行より、シナリオと運用ルールの再設計が作業の中心になります。当社の導入サポートでも対応しています。
導入のご相談
「設置してみたが使いこなせていない」「チャット対応の体制をどう作ければいいか分からない」といった段階でのご相談も歓迎しています。現在のサイトと営業体制をお聞きしたうえで、実現可能な構成と概算をご提示します。
まずはお気軽にお問い合わせください。お問合せはこちら